A Day in The Life

主に映画、ゲーム、同人誌の感想などをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、ここはいいトシしたおっさんのブログ。

「佐藤さん暇つぶしチャット.exe」クリアしました!

人形使い


 最近妙にsteamで無料ゲーが多いのでどんどん積みゲーが溜まっていきます。まあ記事を書くネタにはなるのでいいか……。
 というわけで今回は「佐藤さん暇つぶしチャット.exe」をクリアしました!
 本作は、架空のチャットアプリで話しかけてきた「ミナ」と名乗る少女とコミュニケーションを行うゲーム。
 学校にも家にも居場所がないという彼女は、プレイヤーに「暇つぶしに付き合って」と提案してきます。しかし、ミナの要求はどんどん過剰なものになっていき――。
 「デスクトップ侵食型チャットホラー」を名乗る本作は、ミナの要求に従って実際にHPの検索や閲覧を行いながら謎解きをしていくというゲーム。
 ミナはA・R・Gなる組織がこの退屈な世界を作っていると信じ込んでおり、さまざまなHPからA・R・Gの構成員を探り出そうとしています。プレイヤーは提示されるHPの記事や検索欄を使って、さまざまな場所に構成員が潜り込んでいる証拠を探るのが目的となります。そして同時に、ストーリーが進行していくに従ってミナの正体も少しずつ分かっていくという流れ。
 しかし本作、やりたいこととやらせたいことはわかるんですが、どうにも没入感がいまひとつ。ミナの指示が分かりづらかったり、「ミナとのやり取りを通じて、少しずつ親密になっていきます」「決められたセリフではなく、ユーザーの返答に合わせた答えを返していきます」と謳っている割にはミナの返答のバリエーションは少ないので会話をしている感じが薄い。
 また、ミナのプレイヤーに対する執着に対してプレイヤー側のミナに対する感情を高めるイベントが少ないので、両者の温度差にかなりの開きがあると感じました。なのでラストもあんまりインパクトがない。
 実際のサイトを使用した謎解きは面白くはありましたが、最終盤のコマンドプロンプトを入力するシーンは、入力可能な欄が画面のやたら下の方にあってどこに入力すればいいのかわかりづらくかなり詰まりました。本作はこうした「謎解きの難易度ではなく、『プレヤーにどこでなにをやってほしいか』が分かりづらいがゆえのプレイしづらさ」を感じる部分が多く、そのために「没入感が何よりも大切なタイプのゲームなのに没入感が削がれやすい」という大きなマイナスがつきまといました。このマイナスのために本作は、「やろうとしてることはわかるけどそれができてない」というかなりの失敗という印象でした。
 プレイヤーの誘導がもっとわかりやすかったらだいぶ違ってくるとは思いますが、この種のゲームで「白け」が発生するともうそれだけで面白くなくなってしまうんだよな……。
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